その他についての質問の解説
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その他についての質問
その他について
- 審美歯科と美容歯科の違い
回答
審美歯科と美容歯科の違いですが、美容歯科はただ美しくするだけですが、審美歯科は学術的な理論のもと、最小限の削除量で最大限の効果を発揮し、歯周組織(歯茎)との調和、咬み合わせ的にも長期に渡って機能させる事を目指します。
- 銀色の詰めものはまた虫歯になるの?
保険の金属の詰め物は合金のため、お口の中の酸で腐食することがあります。また、以前使用されていたアマルガムはもろい為、欠けていきます。
詰め物をしている歯は、何もしていない歯に比べ、歯と詰め物との隙間から虫歯になりやすくなります。金属の場合、ほとんどが接着剤で歯に装着しますが、その接着剤が溶けだしたり接着力が落ちて隙間ができるためです。
しかし、これは金属に限らず、白い詰め物であっても同じです。
- ガムピーリングとは
ガムピーリング法とは、喫煙などより、メラニン色素が沈着して黒ずんだ歯肉を、健康的なピンク色の歯ぐきによみがえらせる方法です。ガムピーリングには、レーザーによるレーザーガムピーリングと薬剤によるケミカルガムピーリングの2種類があります。
レーザー光線の多くは黒い色に反応することを応用して皮下にあるシミ・メラニン色素を選択的に除去したり、皮膚のターンオーバーを活性化してシミをとります。
薬剤ガムピーリング法は、歯肉に薬剤を塗りピーリングします。薬剤の刺激で少しヒリヒリし、歯茎が白くなりますが、2~3日でメラニン色素を含んだ歯肉の表層が剥がれます。そして、1~2週間で新しい表層が再生され、きれいな歯肉に生まれ変わります。
およそ1~数回の施術できれいになりますが、歯肉の奥深くまで浸透している色素は簡単には除去できない場合もあります。
- テトラサイクリン歯とは?
テトラサイクリン系抗生物質は歯の象牙質や骨に沈着します。歯の形成期(母親の妊娠中6カ月から生まれて8歳まで)頃に服用すると、歯に沈着したテトラサイクリン系抗生物質が紫外線に反応して変色します。そのため、光が当たる前歯の色が特に目立ちます。服用した時期によって、着色の位置が異なり、前歯から6歳臼歯に左右対称的に現れます。テトラサイクリン系の抗生物質には、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、クロールテトラサイクリンなど多くの種類があり、薬によって着色の色が異なり、暗い黄色、灰色、茶色、時に青味がかった帯状紋様を呈することがあります。
テトラサイクリン系抗生物質は、以前は風邪薬のシロップとして一般に使用されていましたが、歯に対する副作用が1962年に初めて報告され、最近では使用が控えられています。しかし、1960年代に多く使用されており、生産量は65~70年がピークのため、その時代に幼少を迎えられている方に、この歯の変色が多くみられます。現在でも呼吸器疾患や、皮膚疾患などにテトラサイクリン系の抗生物質が使用されていますので、8歳以下のお子様には注意が必要です。
- 仮歯(かりば)は保険外ですか?
保険のブリッジや前歯の治療をする上での簡易的な仮歯は、保険内での治療範囲ですが、特別な仮歯は別途自己負担となる場合もあります。
保険外の治療での仮歯は、保険では作製できまん。
※保険外治療の場合は医院によって治療費が異なります。
- 歯の神経を取るってどういうこと?
歯の表面は堅いエナメル質で覆われ、その内側には象牙質があります。その象牙質の中に、痛みを感じる神経や血管、リンパ管などが入っている空洞があります。歯の根の先には小さな穴が開いていてその神経や血管、リンパ管(歯髄)が骨の中の神経や血管と繋がっています。
歯の神経を取るということは、歯の中の歯髄(神経、血管、リンパ管等)を取り去ることです。
歯髄を取り除くと、通っていた根管は空洞となります。根先から顎骨の中への進路を防ぐため、空洞になった根管内の根先を塞ぎます。さらに、歯髄の無い歯はしなりが無くなり折れたり割れやすくなるためめ、中に土台を立ててその上に被せものをします。
治療後は、ほとんどご自分の歯と同じように噛むことができますが、神経が無いため再度虫歯になっても痛みを感じることがないので、ご注意ください。
- 歯の神経を取ったら歯は弱くなる?
歯髄(歯の神経)のある歯が“生木”だとすれば、歯髄(歯の神経)のない歯は“材木”に例えることが出来ます。同じ太さの生木と材木があるとすれば、ご存知のように生木には“しなり”があるのでなかなか折れません。一方、材木には生木ほどの“しなり”が無いため折れやすくなります。歯も同じです。
出来ることならば歯の神経は残して治療するほうが良いと言えます。しかし、治療の上で神経の治療が必要な場合もあります。神経近くまで進行してる虫歯を、無理に神経を残すことで、痛くて噛めなくなり徐々に炎症が強くなることもあります。
虫歯は痛みが出たら神経の近くまで進行しています。定期健診を受け、早期での治療を心がけてください。
しかし、例えその歯が材木になったとしても、法隆寺や東大寺のように、しっかりメンテナンスをしていれば、立派に後世にまで残っている木材建築物があるのですから、がっかりする必要は有りません。
- 悪い歯並びについて教えてください。
「良い歯並びとは」とは、歯の並びが、隙間や重なりがなくきれいなアーチ状あるいは半楕円形をしていることです。そして上アゴが下アゴを覆うように均等に噛み合い、また前歯が極端に前に飛び出ていたりしていない状態です。また歯の並びばかりでなく、口元や上あごや下あごを含めた顔全体のバランスが良いということも大変大事なことです。
「悪い歯並び」には大きく分けて、叢生(乱杭歯)・上顎前突(出っ歯)・反対咬合(受け口)・開咬(奥歯で噛むと前歯の上下が空いている状態)・顎偏位(顎が横にズレて顔が歪んでいる状態)があります。
☆叢生
“叢生”は、歯が互い違いにバラバラに並んでいたりすることで、いわゆる歯の並びが悪い状態を言います。これはアゴの骨の大きさと歯の大きさのバランスが取れていないことにより起こることが多く、言い換えれば小さなアゴと大きな歯の組み合わせによって起こるものです。☆上顎前突(出っ歯)
“上顎前突”は“出っ歯”のことを言います。
“出っ歯”には2通りあります。ひとつは文字どうり上アゴの前歯が前に飛び出ているタイプともうひとつは逆に、下アゴが成長不十分で小さいため、内側に入っているタイプです。☆反対咬合(受け口)
“反対咬合”は“受け口”とも言われます。
下の歯あるいは下アゴが前に出ていて、上下の咬み合わせが逆になっている状態です。反対咬合の中には歯だけに問題があるタイプとアゴの骨に問題があるタイプがあります。下アゴは身長が伸びる時期に同じように伸びるため、身長が伸びる時期を控えている子供は年齢と共に反対咬合が悪化することがあります。アゴの骨に問題があるタイプの方が治療が難しいことが多く、特に、大人の重度の反対咬合は治療が難しいとされていましが、最近では外科手術を含めた治療法が確立され、現在では大人でもほとんどの反対咬合の治療が可能になりました。☆開咬
“開咬”は、奥歯を咬み合わせても前歯が咬み合わない状態を言います。
開咬の中には前歯が数ミリから中には1センチも咬み合わない状態の人もいます。このような前歯が咬み合わない状態では、前歯でうまく食べ物が咬み切れなかったり、特に「さしすせそ」などが上手く発音できないといった問題が起きます。原因としては成長期での指しゃぶりや舌を前に突き出すような癖が考えられます。子供の指しゃぶりに関しは、5才くらいで辞めるのが目安だと思いますが、叱って無理に辞めさせず、子供自身が指しゃぶりはいけないことだということをよく理解し、自分から止めるように根気よく説明することが大事です。☆顎偏位
“顎偏位”は、上あごの中心と下あごの中心の位置がズレて正面から見たときに顔が歪んで見えるような状態を言います。
このようなアゴのズレは特に、下アゴに問題がある場合が多く、小さい頃に下アゴを強くぶつけたことによるアゴの成長のズレや頬づえなどによる原因があります。また、このようなアゴのズレは、歯の咬み合わせにおいても左右の奥歯がうまく咬み合わないなどの問題を起こします。治療としては、アゴのズレが大きいときにはアゴの外科手術による治療を行う場合もあります。
- さし歯のまわりの歯ぐきが黒くなってきているのはなぜ?
歯ぐきが黒くなる原因はいくつか考えられます。
・歯に入れている金属のイオンが溶けだし、歯茎に影響を与えることがあります。特に金属アレルギーのある方は歯茎が炎症を起こすことがあります。
・被せものなどの継ぎ目に隙間ができ、虫歯になっていて、そこが黒く見えることがあります。
・歯槽膿漏等で歯茎が退縮し、被せものの継ぎ目や土台となる歯根部分が出ているため、黒く見えることがあります。
・タバコのメラニンなどの色素によって歯茎が変色している場合があります。虫歯や歯茎の退縮が原因の場合は、再治療をして、適合の合った被せものをすることで改善されます。
金属イオンによる影響の場合は、原因である金属を取り除くことで、軽減はされますが、完全に元に戻らない場合があります。
色素によるものは、薬剤を塗布したり、レーザー治療などで漂白することができますが、深くまでしみ込んだものは、完全に取りきれない場合もあります。
- 歯科金属アレルギーは何ですか?
金属アレルギーとは汗などで溶け出た金属イオンが体内に入り込むとそれに対する抗体が体の中にできる、いわゆる「抗原抗体反応」が起こることから始まります。その後、再びその金属イオンが体内に入ってきた時には体がそれを敵とみなし、拒絶反応を起こしていろいろな症状を引き起こすということです。その症状や程度、原因となる金属の種類は人により異なります。
ご存知のように歯科では、歯の詰め物や被せもの、入れ歯(義歯)、ブリッジなどに、いろいろな金属(金、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、銅、亜鉛、水銀など)を使用しています。
かつて虫歯治療の詰め物などに一般的に使われてきた「アマルガム」という材料は、金属アレルギーを引き起こしやすいだけでなく、成分の約50%が水銀という物質です。
また、ひと昔前は、金や白金はイオン化傾向が低く溶け出ることがないため、アレルギーの原因にはならない安全な金属と信じられていました。しかし、金や白金にも実は金属特性を良くするために少量 の亜鉛や銅が加えられていたり、さらに最近のデータでは、金や白金そのものもアレルギーの原因となりうることが分かっています。
歯の修復で使用する金属は、唾液などに溶けだし体内に入るため、アレルギーの影響は、直接金属が触れるお口の中だけにとどまらず、全身に現れます。
症状はさまざまですが、最も多いのは、手や足の表面が赤くなりカユミとともにタダれや水泡ができてそこから白い膿が出たりするものです。足の場合は水虫に似ているため、金属アレルギーと気付かずにいることも多いでしょう。その他、頭痛など様々な症状を引き起こすことがあります。また、長年にわたってその人にとって身体に影響がなかった金属でも、ある日を境に突然アレルギー症状を起こすこともありますので、疑わしい症状が出たならばすぐに皮膚科に相談してください。
歯科と皮膚科との連携で、パッチテストによりアレルギーの原因となっている金属を特定し、できるだけ早くそれらを除去することが大切です。アレルギーの原因となるものを除去したあとは、他のアレルギーの無いもので治療をし治さなくてはなりませんが、金属でないセラミック等は保険が適用されないため、全てを治すと高額となってしまうことがありますので、先生とよくご相談ください。
- 金(ゴールド)歯はどういう性質の歯ですか?
歯は噛み続けることで、少しずつ削れていきます。通常歯科で使用される金(ゴールド)は14K~20Kで、適度に柔らかく噛むことでの歯への負担は他の歯とほぼ同じです。金は適合性・親和性が良く、細菌が寄りつかない性質があります。そのため、金の含有量等にもよりますが、虫歯になりにくく歯にも歯茎にも優しい素材です。しかし、保険が適応されないうえ、審美性の面で敬遠される方が多いようです。
- 保険の被せ物から保険外の被せ物に入れ替えることはできる?
保険内前歯(レジン歯)は、徐々に変色していきます。昔保険で被せた前歯が変色して気になるので、変色のしない天然歯の自然な色合いがだせるセラミック歯に替えるということもあると思います。
支台になる部分のご自身の歯がしっかりしていれば、被せものを外して別のものに入れ替えることは、特別なことがない限りそれほど難しくはありん。
しかし、歯根の中に装着されている土台を外す必要がある場合、土台の長さや大きさによっては、残っている歯に負担がかかり危険も伴います。
また、歯根の治療が不十分であったり、虫歯や病巣が見られた場合は、先にその治療をする必要があり、すぐには入れ替えられないこともあります。
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